ポリオルガノシロキサンは有機基の種類や配列によって精密な物性制御が可能です。早稲田大学黒田一幸教授、下嶋敦教授らのグループは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構「有機ケイ素機能性化学品製造プロセス技術開発」 の一環として、2種類の有機基が対称的に配列した鎖状オリゴシロキサンをルイス酸触媒下で重縮合させることで、規則構造ポリオルガノシロキサンを合成する技術を確立しました。対称的なオリゴシロキサンを用いることで、副反応である官能基交換反応による配列の乱れが起こらず、有機基の高度な配列制御に成功しています。
本技術にご興味のある方は、早稲田大学・下嶋敦教授までご連絡ください。研究室のホームページはこちら。